くせになる【コシャリ】

〜 CAIRO 〜 2001/8


見た目に反して(?)、旨い   
 エジプト考古学博物館を、じ〜っくりと堪能したあと、ちょっとお腹がすいたね、というわけで、コシャリ屋を目指して歩き出しました。いや〜道路を渡るスリル!車は車線に関係なくクラクションを鳴らし続けながら走り、かつ全然、スピードを落としません。そのなかをヒョイひょい。すごい、すごい。でも慣れてきます。翼が横で、「日本って、あぶなくない国なんだね〜」と言ってました。実感です。

  

 入ったところは、Sharia Tahrirにある、【At-Tahrir Kushari】。こざっぱりとしたグレートーンの素敵なつくり。2Fへどうぞ、と座るとオーダーを取りにきた。“どうやってオーダーしたらいいのかな?”と訊くと、S/M/L、この3種類だって。翼と樹はSサイズ、JUNTAとRueはMサイズ、そしてスプライト&コーク。

 待つことしばし。やってきました!



AT-Tarir Kushar

 トマト味のマカロニまぜご飯に、ヒヨコマメ、オニオンフライが乗っかってます。これに、大人はにんにく&お酢と、から〜い2種類のビン入りソースをパシャパシャかけます。こわごわ口にしていた翼が、「これ、うまいよ!」とモリモリ。でもやっと半分くらいかな、食べられたのは。とにかくSサイズでもすごいボリュームです。Rueは完食!いやあ、何ともいえないおいしさです。まあ、イタリアンレストランのお残りもらって、混ぜてできあがり、みたいな食べ物なんですけどね。初めてのコシャリ体験で、やみつきです。4人でしめて15ポンド!(450円くらい)


 いちばんおいしかったコシャリは、エジプト最後の日に行った 【タサヒール(?)】。ファラオ村の向かいにあります。この日、一日お願いしたタクシーの運転手・ガマルさんが、ファラオ村の帰りに寄ってくれました。お店の名前は、easier という意味だと言ってました。

きたきた!
筋肉マッチョマン!

 Familyでどうぞ、とわざわざ別のテーブルに座ったガマルさんでしたが、「一緒に食べていい?」と翼と樹は、ニコニコとかけよって、ちゃっかり隣に陣取ってます。楽しい5人での食事となりました。学生ボクシングで、エジプト二位になったんだって。“お腹も大きい、胃も大きいけど、マッスルもすごいよ!”と、ピクピクと腕の筋肉を動かして見せてくれると、お子ちゃまはもう、大はしゃぎ。

 ここのコシャリは、トマトソースも別にボールで出てきて、好きな分量を自分でかける。シャッタソースはポット入り。おいしい!飽きない!昔なつかしい(というと、歳がばれるけど)給食で使ってたようなステンレスの食器に、好みの硬さのコシャリ。満腹、満足です。


 日本に帰ってきてから、なつかしくて家で作ってみました。

 コシャリの作り方

  1. ごはん、パスタ(ゆでたスパゲティ、マカロニ)それぞれ適量を、炊飯器を保温状態にした中で混ぜる
  2. <1>にヒヨコマメ(サラダビーンズの缶詰)を混ぜる
  3. たまねぎを薄い輪切りにして、油でカリカリっと揚げる
  4. <2>にスパイスを混ぜる。スパイスは、HYSSOP SEASONING MIXを使用。これは、イスラエルの空港で9年前に買ったもの(物持ちいいね)。何が入ってるMIXかというと、HYSSOP、SESAME SEEDS, WHEAT, PARSLEY, CHICKPEAS, SALT, CITRIC ACID, SOY OIL。
  5. <4>に<3>のたまねぎを載せ、トマトソースをかける。
  6. 混ぜ混ぜして食べる。塩コショウで味を調え、お好みでビネガー、レッドペッパー系の辛いソースを。

 お子ちゃまには、「まさにエジプトの味ですな」と好評でした。休日のブランチに、コーラまたは甘〜い紅茶と召し上がれ!

記 2001/10/12   


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