太陽と空と砂と

〜 Ab Simbel 〜 2001/8


 カイロからアブシンベルへ向かう5:00のFlightに乗るため、ギザのホテルを出たのが3:30(夜中!)。う〜眠い・・・その飛行機は片側3列ずつですが、ほとんど満席です。

飛行機からみた大神殿
飛行機 左サイドから見えるアブシンベル

途中で経由したアスワンで、シートは自由席になります。ここアスワンで結構降りて、そしてまた乗ってくる人もいて再び満席。このとき、左側の窓際に席を移して外を眺めていると、湖、というより海のようなナセル湖の淵にたつアブシンベル神殿を、着陸前にす〜っとかすめて眺めることができました。7:30着。

 外へ出ると、この時間ですでに、さすがの暑さ。ギザで何人ものエジプト人に、“これからアブシンベル?暑いから気をつけて”と言われただけあります。空気を吸い込むのに体力を使います。

樹 待望の看板^^;
入り口入って、少し行った所に

 空港からはシャトルバスに乗って10分ほど。歩き出した途端に、樹が「おしっこ〜」。も〜う!いっつも待ったなしなんだから。イタリア人の団体さんのツアーコンダクタに訊いたら、入ってすぐにトイレあるよ、と教えてくれました。

 チケット売り場は長い列。ゆっくりゆっくりと売っていて、中が急に混まない様にワザと操作してるのかな?と思うくらいです。

石畳の道を右手にいくと、ありました!W.C.の看板。樹は大急ぎで階段を降りていきましたが、「誰か一緒に来て〜こわいよ〜」。翼もしたくなってきた、と言って「僕が行ってあげる〜」と飛んでいったのですが、「大人、誰か来て〜」。翼いわく、「うんちが盛り上がってるんだよ(^_^;)」 そんなひ弱な!とけしかけて、無事トイレ完了。しかし、エジプトのトイレは概してバッチイ。


角を曲がるとナセル湖が目の前に広がり、そして左手にアブシンベル大神殿がそびえます。すばしい!感激です。よくもまあこんなに大きなものを造ったものです。それと夏の空の青さに映えること!

 翼たちは本を片手にヒエログリフに熱心に見入り、同じ形の文字を探して回ったり、首からさげたそれぞれの<写るんです>で記録をとったり。砂の採集にも余念がありません。

 神殿内の、ラメシスU世のカデシュの戦いの図が、またすばらしい。樹はとても気に入って、これ以降、Tシャツ屋さんでも選ぶのは必ず「ラメシス二世の弓矢のヤツ欲しい!」と探し回っていました。

いくら見上げても見飽きません
一年に2度だけ、中央入り口からの朝日が、一番奥の至聖所の像の右から、太陽神ラー・ホルアクティ、ラムセス二世、そしてアメン・ラ−を照らし出すということです。2/20頃ということなので、次回はぜひ、JUNTAのお誕生日に来たいな。
カデシュの戦いの図と、4体の像。
左端の光が当たらないようになってるのは、闇の神・プタハ
  
アブシンベルの小石。お子ちゃまには宝石です。

 いや〜それにしても、神殿の中は熱い。アブシンベル神殿を出て左手に向かうと、妃ネフェルタリのためのハトホル神殿があります。

このあたりから、足元の色が白く変わり、粉をふいたボンボンキャンディのよう。アラバスターの手作り工房で、カップなどを売っていますが、まさに、その半透明に透き通った美しい石です。翼と樹は必死で拾い集め、用意していた容器にごっそりと入れていました。

記 2001/10/28


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