おもしろいレリーフ〜 MEDINET HABU/LUXOR 〜2001/8 |
テーベ(ルクソール)西側の王家の谷をまわったあと、早朝からガイドしてくれたリモンさんにお願いして、メディーネト・ハブ神殿に回ってもらいました。みごとな色が残る柱や天井のレリーフ、深く深く刻まれた文字など、その保存状態はとっても良くって感激です。 翼と樹は、日の出前からの遺跡巡りにちょっと疲れて、早くプールに入りたい〜!と言いながらも、四角い列柱の間などで、かくれんぼをして遊んでいました。が、「これはおもしろいレリーフです。捕まえた捕虜の・・・」。興味深い説明を察知して、集まってきました。 ラムセス3世が、敵のリビア人や海の民と戦い、王の軍隊が彼らを打ち負かしている絵が刻まれています。リモンさんによると、“同じエジプト人の捕虜の場合は、殺さないで、儀礼的にたたくマネをしていただけです。アジア人やヌビア人、リビア人の場合は、神に捧げるために殺しちゃうこともある”とのこと。 そして、その壁に描かれた累々とした山の中身は・・・捕らえた捕虜や倒した敵の数の多さを示す意味で、誇らしげに描かれていたのは、切り落とされた手と、そして【おちんちん】 |
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もう、翼も樹も壁の前から離れられません。“切っちゃったら死ぬ?痛い?うへぇ〜(>_<)” “やだよね〜昔に生まれなくてよかった〜” “あつめたおちんちんは、どうするの?”壁画の兵士は、正確に記録するために、数をちゃんと数えていますが、このあとは、埋めたのでしょうか、灼熱の太陽の下で、干からびていったのでしょうか、それとも、ワニやなまずの餌にと、ナイル川に流しちゃったのかしらん。
最後に、程近いメムノンの巨像にご挨拶。 記 2001/11/20 |