Ants 天国

〜 ターマイト/カカドウ 〜 1999/8

翼6歳 / 樹4歳

翼が蹴りけりしてもへっちゃら



 ダーウィン空港におりたって、レンタカーでカカドゥ/Jabiruへ向かうハイウェイ。雨季には水没するのか、杭が道路脇にたてられ、そこには、2mとか数値が書いてあります。赤茶けた乾燥した大地にブッシュ。その木の根元には、こんもりとした【あり塚】がたくさん見られます。
 木を食べるのは、貪欲なシロアリ。ぺったりと木にはりついていて、ぱっと見は、盛り土されている感じです。

 物珍しさも消えたころ、おおきな岩がにょきにょきと道路右手に見えます。これもなんと 【あり塚】。高さは4mほどもあり、とても固い。こちらは、草を食べるシロアリで別種らしい。
地下の巣が暑くなりすぎないように、熱気を冷ます換気扇の役割を果たしているとか。ひんやりとしたヒダのところには、よくトカゲやカナヘビが涼んでいました。 

リッチフィールド国立公園へ行く途中には、また変わったあり塚があります。マグネティックと呼ばれ、
その平らな面が、正確に東西を向いた薄い壁のようなオブジェです。

マグネティック

どんなありさんが、こんな塚を作ってるのかしら。翼くんは、中からわ〜っとアリが飛び出してくるのを期待して、あり塚をちょいちょいと足で蹴っていましたが、アリさんは地中にいるのでしょうね、一匹も出てはきませんでした(JUNTAはホッとしました(^^;)

 でも、カカドゥでは、歩いているいろんなアリさんを見ました。透けるように白くて、お尻だけグリーンのとてもきれいなもの、赤茶けた土をきっといっぱい食べちゃったんだなあって感じの真っ赤なアリさん、等など。お子ちゃまに使い捨てカメラを持たせていたのですが、彼らは一生懸命、これらのアリを撮影観察していました(ほとんど近すぎて、ピンぼけなのですが・・・)

記 1999/10/5


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