聖なる扉

〜 サンピエトロ寺院 /ローマ  〜 2000/8


 はじめてローマへ行ったのが、大学卒業の年(もう15年にもなるんだ〜(@_@)。その時ガイドさんの、「この聖なる扉が次に開くのは、2000年です」という説明を聞いて、絶対行くぞと誓ってきました。扉の前でひざまずき祈りを捧げる人、扉や床にくちづけして入る人、そんな敬虔な信者さんに混じって、ありがたく通らせてもらいました。

 やはり、これまでになくチェックが厳しい。広場からの入り口には、青いベストを着たボランティアがい〜っぱいいて、服装チェックやInfoにあたっていました。かなりの人が、Too Shirt!と止められていました。そして聖なる扉の所には、ダークスーツ姿のガードが目を光らせていました。

聖なる扉をくぐって
清らになった親子!?

翼と樹は、“この扉、通ったから今までしてきたいたずらが、許されるの?やった〜!もう真実の口に行っても、大丈夫だね” 随分といたずらしていると、自覚はあるようです。大聖堂に入った後も、あっという間にちょこっと二人で喧嘩して怒られると、また聖なる扉にいかなきゃ、と(懲りずに)数回通りなおしていました。

 聖ペテロの足をさすってコインを入れ(これも3回やってました)、地下遺跡へ。“ここはお墓?お祈りするところ?”棺をみては訊き、キリストの像があると指差します。教皇の墓や石棺を見ながら進むと、クーポラに登るエレベータ口に出ました。


クルクル目が回るよ

エレベータで途中までのぼり、さあて歩き始めます。お子ちゃまはチョンチョンと走って行きます。らせん階段が始まると、“全然、先が見えないねえ”なんて言いながら、でも元気元気。クーポラは半球なので、歩く通路の壁がナナメになってくると、“不思議の家みたい〜”。

どんどんとらせんの幅が狭くなり、最後にはロープにつかまりながら上がります。翼はターザンのようにロープを伝ってあがります(^^;)

上に出ると “どっちが僕たちのお家?日本はどっちの方向かなあ?” 何度見てもこの景色は感動です。


「さあ、このサンピエトロ広場の回りの廊下には、柱が何本も立っているのですが、どこかのマークの上だと、4本の柱が一本に重なってみえる場所があります。さ〜あ探してみよう!」 クーポラからの眺めを堪能したあと、下りてクイズを出しました。

広場を駆け巡り、足もとのマークを探している翼と樹。大喜びで報告しにきたマークは、残念ながらはずれでしたが、そのふ〜っと口から噴出している絵に二人は大うけ。しばらく真似していました。

 ヴァチカン博物館もサンピエトロも気に入った二人。“また来るね〜”と叫んで後にしましたが、翌日も強硬なリクエストで早速、“また来ちゃいました〜!”。クーポラにも結局2日とも登ることになりました。 

サンピエトロ寺院への行き方アドバイス:
  • 服装ですが、足元はウォーキングサンダルでもOK、
    子どもは半ズボンでも大丈夫でした。
スイスの衛兵
記 2000/8/20


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