バンコクから、水上マーケットなどと組み合わせてツアーが多数、組まれているローズガーデンですが、その日気分のきままな子連れ旅行。午前中にスネークファームで毒蛇のショーなど楽しんでから、TAXIで行ってみることにしました。
ホテルのツアーデスクで、片道200バーツ程度 (1バーツ=5円:当時)、と聞いていたので、往復500バーツ検討で、と流しのタクシーを止めました。ところが、Rose Gardenを知らない???
「書いてみて!」という感じだったのでガイドブックを見せましたが、残念ながら英語だけだったので結局わからずじまい。まあ、よく知らないおっちゃんのタクシーに乗るのも恐い気がして、ちょうど目の前にあった
Pan Pacificホテルのボーイさんに呼んでもらうことにしました。聞くと、“タクシーだと往復1000〜1500バーツくらいかかるし、向こうでちゃんと待ってるか怪しい。リムジンにしなさい!2000バーツで、なによりも
Safety!!!”と力説します。う〜む、思ってたよりずいぶん高いなあ、でも確かに安全第一か〜
お願いすると、そのボーイさんが自ら白手袋をはめ、運転手さんに早変わり!VOLVOのリムジンは、とっても快適でした。この前日に利用したタクシーと違って運転も上手で、片道一時間もぶっ飛ばす距離だったので、決して高くないなって感じ。国道なんだけど、どんどん田舎になるし、安全なリムジンでもちょっと不安になる景色だったので、もし流しのタクシーに乗っていたら、うとうとする余裕もきっとなかったでしょう。
一日何回かある、伝統芸能ショーが始まる直前だったので、ツアーの人の群れは皆、会場へと向かった後でした。ぞう乗り場はのんびりムード。「いつき、つかまれないから、おっこちるかもしれないよ、どうやってのればいいの?」と弟のことを随分と心配していた翼くんでしたが、ぞうさんに乗るためのヤグラを見て安心。象使いのおじさんにカメラを頼んで出発!以前、らくだに乗ったことがありますが、その比じゃない!とっても高いし、ゆ〜らゆら揺れる幅も大きい!
池のそばを歩いて行くと、なんだかお水の中に落とされそうな感じがして “きゃ〜”。Uターンして戻るときのゆれでも
“きゃ〜” 。こんなうるさいお客でも、ぞうさんは落ち着いてコースを歩きます。ぞう使いのお兄さんは、かかとでちょいちょい、とんとんと調子をつけて指示を出していました。
ショーでは、丸太を運んだりするぞうさんの「お仕事」ぶりに感心したり、何十頭もで駆け巡る迫力をほんとに間近(触れる距離)で楽しめます。よく見るシーンですが、仰向けに寝た人の列を、ひとつひとつ、器用にまたいでいく芸もやってました。またいでいる最中に、観客の持っていたバナナに気を取られたぞうさんがいて、ハラハラ。寝ていたお客さんは“キャー!”
この他、屋内で行われる、舞踏やバンブーダンス・キックボクシング・火花散る剣の戦いetc.のショーも、期待してなかった面白さですし、お庭のバラがそれはそれはきれいでした。
記 1998/6/10
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