涅槃仏寺

〜 Wat Pho(バンコク) 〜 1996/12


 暁の寺、王宮、エメラルド寺院。半日だけついてた市内観光(といっても、現地ガイドのお姉さんにつれられたお客さんは、私たち家族だけ)。その中で一番びっくりしたのが、王宮の南にある涅槃仏寺:Wat Pho。バンコクで一番古く、タイで最大の寺院だそう。さあ中へ、と靴をぬいで預け、入ると...

でっか〜い!
仏様

わぁ〜おおきい〜!と思わず声をあげてしまいました。

ぴかぴかの金色に輝くお釈迦様の、大きな頭が どど〜っん と寝ています。頭の髪の毛は、くるくると巻いたウンチマークをしていて、お子ちゃま達は大喜び(ごめんなさい

その全長は46m、高さ15m。ほんとにゆったりとリラックスしたお姿に見えますが、死に瀕して涅槃にいたり、悟りの域に達したことを表すそうな。足の裏には真珠貝かなあ、見事な細工がしてあって、足の指にもクルクルと金で線が描いてありました。

ちゃり〜ん

 回廊があって、そこには黒い鉄の鉢が、長い廊下の壁にびっしりと置かれています。この鉢にカランカランと入れて回るのですが、入れるのはお金ではありません。係りの人から鉄チップの入ったお椀をもらって、それをパラパラと入れながら歩きます。

 1歳の樹は、やっと届く鉢に丁寧に入れては抱っこで中を覗かせてもらって、やっと満足。これを繰り返すので、なかなか前へ進めません。

時々、係りのおばさんが鉢のなかの鉄チップを回収して回ってました。鉢は固定されてなくて、輪っかの上に載せてあるだけなので、おばさんは手前にゆらゆらと鉢を傾けて、大袋にざざ〜っと流し込んでいきます。3歳の翼はこの作業に興味津々です。お金じゃなくて鉄チップ、というのは、昔からのことなのかしら。それとも、コインだと無くなっちゃう心配があるからかしら?(いやいや、敬虔な仏教徒の寺院で、そんな心配はないわよね、失礼しました)
 

記 2001/2/17



 
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