1/2成人式

March 1st. 2004
 先日、小学校で 【1/2成人式】が開かれました。20歳の半分、10歳という節目に、これまでの思い出・嬉しかった出来事を振り返り、20歳の自分へメッセージを送る・・・
 
翼 5ヶ月の頃
20世紀が丘にて
 壇上でひとりひとり、語る4年生。名前の由来や、家族に訊いた赤ちゃん時代の思い出。そして、将来はこんな自分になってる、と夢を宣言していきます。建築に興味を持つ男の子、バイオリンのプロを目指すお嬢さん、みなナカナカ立派です。ウルウルくるようないい話が続く中、翼はひとり、笑いをとってしまっておりました。

「20歳の自分へ。僕は、XXX君やYYY君と仲良くしていて、画家になっていると思います。結婚していて、絵をいっぱい描いていると思います」

 なんか、【今、一番楽しいこと】という題とほぼ、同じ内容のような気もしますが。しかし、そうか〜あと10年で、すでに結婚しているか〜 どんなお嫁さんかなあ。まあ、10年なら私も体力がまだありそうだから、孫連れ海外旅行 なんて、書いていたりして(*^_^*)

 子どもには内緒で集めた、親からの一人便箋2枚のメッセージが届けられます。ちょっと照れくさいけど、「翼は、つばさらしく。これからの人生を、切り開いていってください」という気持ちを新たにしました。

 赤ちゃん時代は、何をしても発見の日々。なにか一つできるようになると喜び、いたずらをすると笑って喜び。それが、最近は、少々欲張るというか、“早く早く・しっかりしっかり”と、口うるさく文句を浴びせてしまっている自分に、ちょっと反省です。

 先日、机で勉強していた翼(めずらしく!お絵描きでなく。もうこれだけで褒めてあげるべきでした)。ふいっと覗くと、分数の計算をやっている。むむ、全然、分かってないぞ・・・

 「あのさ〜これXXXXでしょ、分かる? あ!もしかして、YYYYも分かってないんじゃない?大丈夫? ちゃんと学校で授業きいてるの??」 顔を見ても、真剣に私の話を聞いてる気がしないし、畳み掛けてしまう。ガミガミ・がみがみ。言えば言うほど、ぶすっとする翼。横で、次男の樹が心配顔にこう言いました:“ねえ、マンマ。オカルトしちゃだめだよ”

オカルト? そんなに恐ろしい? ≒もしかして、スパルタのこと? 

 こちらの思う通りにしようなんて、いけませんね。もう1/2成人式。彼はかれのやり方で、スピードで、進んでいけばいいのですよね。


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