ボストンマラソン 2018 〜 最悪、そして最高

走り始めの、初参加 ホノルルマラソンから8年目に入り、通算23回のフル/15回のウルトラマラソンを楽しんできましたが、憧れのボストンマラソンは、とにかく「忘れられない」大会となりました。

バスでスタート地点 Hopkintonまで BAA大会バスに乗ってやってきました(そこまでの様子はこちら

どこがスタートだったか、あやうく気づかないうちに通過してしまいそうだったスタートライン。あわててGarmin Start!

GoPRO レンズ前は、拭いても拭いても、降りしきる雨で、また、かじかんだ手ブレも加わり、ぼやけた写真ばかりで恐縮ですが、雰囲気ということでレポート。


 START: いきなり、ぐ〜っと下り


走り出すと、すぐに下り。道の先の方、白く見えているのは、先行している選手達。この日 スタートしたのは、26948人。

水、ゲータレードのエイドは、いつも道の両側に準備されていて、自分の走路をかえることなくいただけます。右側のエイドが途切れると、反対 左側のエイドが出現。あ、水だ!と横目でみたら、そのまま走って受け取れます。

ボランティアの方々も、ほ〜んと ご苦労様、ありがとうございます。

ありがとう 応援。冷たいよね〜

大会は走力順に4つのウェーブでスタートします。私のウェーブ3が出たのは、最初から50分は経過しています。その前に、女子エリート・男子エリートもスタートしているので、もっと長く立っていてくれてたのかな。走っていても寒いのですから、この雨のなか立って、手を差し伸べての応援 ありがたすぎます。

Ashlandの街なかに入ると、応援の数はますます増えます。

プレッツェルのスナック、ナイアガラ・フォールズ⇔Bostonのフライトでも配られて、絶妙な固さ・塩気、おつまみにぴったりで大好き!

距離の掲示は、キロとマイル 両方あります。

ここ10kmは、Framinghamの街。表示されている時間は、先頭ウェーブが出てからのトータルなタイムです。

自己申告ではない、持ちタイム=クオリファイでのウェーブ。これほどストレスが無いんですね。間がつまって、イライラと追い越すといった人も無く、とにかく「周りがほぼ、自分と同じスピード」の人たちですから、とにかくスムーズ。

↑ こちら、トイレ。幸いお世話にならずに、ゴールまで行けました。水分もかなりとり、寒かったですが、やっぱり気づかぬ内に汗かいてたのかな。


15km地点は、Natick。湖があり、晴れていたら気持ち良いのだろうねえ。

エイドは基本、水とゲータレードなのですが、う〜 お腹空いてきたなあ〜、ちょっとガス欠かなあ〜、持っていったジェル飲もうかな〜、でもポーチから出すの面倒くさいなあ〜 なんて思っている頃、

CLIF SHOTS 配ってます。いろんな色。私、はじめてだったのですが、粘性がたかくてクリームみたい。美味しい。私は水色っぽいパッケージの、バニラ味だったかな。で振り返ってパチリ。もう一個 持ってく?って(もらっとけばよかった、お土産。日本に帰ってきて、¥高いのね、と知る) チョコレート、シトラス、Berry いろいろあったな。

配っていたのは3箇所くらい。そのうち2箇所で、エネルギー補充させてもらいました。これがなかったら、動けなくなっていたかも。


 きいろい歓声♡


さて、もうそろそろ20kmかなあという頃、先の方から ものすごい歓声が轟いてきました。隣で走っていた台北からの女の子が、「Wellsleyよ。Hurry Up!Hurry Up!」と、ペースが落ち気味の私にハッパをかける。

かわいいし、明るいし、もうテンションMAXね、この熱烈歓迎ぶり。女の私にも、投げキッスの嵐。ハイタッチは何人としたかしら。

熱狂の街を抜けて、少し森をいくと、中間地点。2:01:09で通過
(あらら、ちょいかかりすぎ。いや、今日はタイム度外視、楽しむこと優先・ゆうせん)

Newtonの街に入り、雨風はますます強く。それよか すごいのは、滝のように、横殴りで、どどど〜っと激しく降り出すと、沿道から、まけじと Woooooo! Wohoooo! ウォ〜っと声をあげて声援。

Amazing! Good Job! Keep Going! I like your smile! Wao Wao! I’m proud of you! You’re doing great!

さてさて、ここから何段かの坂 始まります。

30kmすぎの最後の坂が、ハートブレイク らしいのですが、走っていると、どこがその坂だか。いくつかアップダウンが続きます。ひとつひとつは、それほど急坂ではないですが、足元みつめて、一歩一歩。雨風にむかって、一歩一歩、でも歩かずに。 Good form!って、声かけてくれる、嬉しい。

ありがとう! このプラカードをみて、はじめて ハートブレイクはもう終わったんだ〜って知りました。
あとは、GO GO Boston.   You’re almost there!

手をふる私の指が写り込んじゃった。

道路の真ん中で紐をもってるボランティアさん。なんだと思いますか? これ、画期的なんです。

説明が難しいので、サイトで発見した解説をご覧ください ↓
2万人のランナーが走る「ボストンマラソン」でうまくコースを横断する方法

雨でけむっているので、サインに気がついたのは本当に直前でしたが、これはウマイ。

そして見えてきました、Kenmore Square 赤いトンガリ帽 CITGOサイン。あと2マイル!

さて、このへんで気がついたのですが、地面に ブルーの3本線。

Adidas 3本線ね。ゴールへ続く道。

最後のコーナーを曲がって、ボイルストンストリートに入り、直線の先 遠くに見えた時、割れるような声援に、感激。 走ってみて、ボストンマラソンは別格と知りました。 応援見物、ではないのです、一緒に走る・心で声で、ランナーを押してくれる。

こんなに辛い天候だったにもかかわらず、生まれて初めて、大会で「終わらないで」と思いながら、直線400mほどを駆け抜け、ゴールでした。 タイムは4時間15分35秒。目標よりも25分もかかったけれど、よしよし。

ゴールしてすぐ、となりでなんとプロポーズ! 指輪をちょうど渡したところでした。夜 TVニュースでも流れていたお二人。お幸せに(ほんとにあるんだ〜 ドラマみたい)

私よりも50分弱、早くゴールしていた Rueが待っていてくれた! ・・・なんてことは無くて(寒いもんね、そりゃ先に帰るよね…) メダルや防寒シートをかけてもらって、バナナもぐもぐして、歩いてホテルに戻りました。

Boston marathon 2018 データ
  エントリー数 出走 完走 完走率
ALL 29978名

 

male  16587
female 13391

26948名

 

14885
 12063

25746名

 

14142
 11604

95.5%

 

95.0%
 96.2%

  55−59歳     2522  2239  2124  94.9%
   male 1733  1537  1455  94.7%
   female 789  702  669  95.3%
日本から  272名 252名 231名 91.7%
         

統計情報はこちら(公式) http://registration.baa.org/2018/cf/Public/iframe_Statistics.htm

この環境で、完走率が95.5%というのは、驚異的ですね。
実は完走率 男性=95.0%、女性=96.2%。シビアなときにも「女は強い!」かしら。

私たち二人が属する 55−59歳ゾーンは、若干落ちるものの、まだまだ頑張りました。

私は、総合 18559位、女性 7683位、50−59歳女性では、292位
RUEは同じく、 7520位、男性 5847位、50−59歳男性では、166位 という結果となりました(^_^)v

夫婦そろって完走メダル

そして、この日の動画がこちら。そう、この日走リ切った全員が、ヒーロー!!! よね。

大会開催; 2018/4/16(月)

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