ベスビオ周遊鉄道

〜POMPEI /ナポリから 〜 2003/8


ホテルは 卵城のすぐそば

 ロンドンでのトランジット・トラブルで、一日減ってしまったナポリ滞在。1泊してすぐ、イスキアへ移動の日です。「午前中、スパッカナポリをちらりと見て、すぐ船にのろうか」と提案したのですが、どうしてもポンペイを見たい!という翼のリクエスト。

 トランクほか荷物はチェッックアウト後もホテルに預け、TAXIで駅へ。元船乗りで、日本にも(横浜と長崎)昔むかしに行った事がある運転手さん。ポンペイへ行った後はどこへ?というので、イスキアと答えると、「イスキアは今はダメ! 9月になれば、学校も始まって空くけど、今は家族そろって、み〜んながカプリ・イスキア行くから混み混みだぞ。ソレント・アマルフィにしなさい」と。でももう、宿もとってるしね〜。

始発はスキスキだよん

 ポンペイへは、ベスビオ周遊鉄道(Circumvesuviana)で。切符窓口で並んでたら、「僕の電車、もう出発しちゃうから、先買っていい?」と入ってきた兄ちゃん。実はJUNTA達が乗ろうとしている10:55のソレント行きなんじゃないか〜。それもお金足りなくてサワイで〜。おかげで、JUNTAもあわてて一日乗車券を買って飛び乗ったので、お水やなんか買う暇なく。

始発なのでのんびり座っていたら、次の中央駅(地下)でいっぱい乗ってきました。後ろに座っていた地元のおじちゃまが、“Ombre!”と言って、進行方向左側に座りなさいと言ってくれました。そうか、日陰になるからかな、とそちらへ座るも、ん?日が当たる・・・ 窓の外を見ると、ベスビオ山。そう、おじちゃまは、観光客の我々が、きっとベスビオ山を見ながら行きたいだろうと、アドバイスしてくれたのでした(でも日陰のほうがよかったかなあ・・・この列車には、もちろんクーラーはありません)

 途中、サックス吹いて回るお兄ちゃんが、ラテンやなんかを大音響で演奏しながら、車両を回る。とっても上手なんだけど、お金あげるから別の車両へ行って、って感じ^^; やっと静かになったと思ったら、駅でもう一人、少し年取ったサックス吹きが乗ってきた。ワ〜オ・・・ JUNTAだけでなくて車両全員から一斉に声が出たので、おじさんはこの列車をあきらめて、次の駅で降りていきました。ベスビオ周遊鉄道=別名 サックス街道?


ミステリ駅 2番線
 

 ヴィッラ・デイ・ミステリ駅(Stazione Villa dei Misteri)へは、40分くらい。帰りの時刻表を調べて、水・水・水・・・と小走り。ポンペイの遺跡は、中に入ると売店も何もないので、駅から遺跡までの道々に声をからして売り子のならぶ、売店で飲み物を買います。凍ったペットボトルが魅惑的!大きなボトル1つと、小さいのを2つ買って、これでもあっという間に飲み干してしまいます。

 ポンペイの遺跡はこちらを見てね!

 ナポリへ戻るときは、BINARIO 2。遺跡側からこの2番線ホームへは、踏み切りは無いので、チケット売り場から階段を下りていく通路をつたって渡ります。

記 2003/8/30   


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