Travel Trouble 盗難(その1)

〜中央駅 /ナポリ 〜 2003/8


 イスキアでのんびり過ごした4日間の後、最後の滞在地 ローマへと向かう日のこと。

高速艇でナポリ・メルジェリーナ港へ着き、中央駅まで20ユーロと確認して、TAXIに乗りました(大型の荷物をいくつも持ってるので、結構高いんですよね)。サンタルチア辺りまで来た時に、“なんでこっちの港に来る船に乗らなかった?遠いのに”とか、くちゃくちゃ言い始めた運転手のじいさん。お昼時でちょうどいいのが無かったんだと答えると、それまで英語でしゃべってたのに、“港 遠い方からだから、45ユーロかかるよ”と、急にイタリア語でぶつぶつ。

 むっ!負けてなるものか!「一昨日 同じ道のり乗って、ホテルに寄り道までして20ユーロだったんだ」とこちらも、拙いイタリア語で返す(実際には4日前なんだけど、l'altro ieri=一昨日 までしか言い方 出てこなかったので^^;)。じいさん:“大きな荷物載せてるもん” JUNTA:「荷物も同じ数だった。」 しばらく同じフレーズを言い続けてたら、じいさん“Capito、Capito、わかったわかった。20ユーロ・・・”中央駅でシブシブ顔。むふ、勝ち〜!

この直後、事件は起こった

 さあ、緊張のナポリともお別れ。新幹線のぞみの様なユーロスターに乗って、ちょっとした気の緩み。ここを見事に衝かれてしまいました・・・

 発車間際に、スーツケースを荷物置き場(棚)まで運び、ほんの2〜3分、目を離した隙に、2つあったうちの1つ・黄色いサムソナイトが消えてしまったのです。降りて探すか、と思うも、発車ベルが鳴りドアは閉まり・・・


 以前、伊豆にダイビングに行って、車に載せてた機材一式をごっそり、盗まれたのに次ぐ、JUNTAにとっては、人生2度目の盗難。

 思えば、初めての海外旅行でのイタリアでは、“人をみたら泥棒と思え!”的に、添乗員さんの脅しもきいて、バックは斜めがけでも危ないと、その上からコートをきて、着ぐるみパンダの様相。おかげでこちらが道を聞こうと地図をみせて、逃げられちゃったことも(きっと、ジプシーと間違われた^^;)。それから思うと、やはり少〜し、イタリアに対して、気が抜けてたかもしれません。といっても、ナポリでは、ES乗る前に構内マックでハンバーガー食べてる間も、スーツケースに手をかけていたのですが・・・

翼の絵日記より

 あわてて車掌を探して事情を説明。「まだ泥棒は構内だから、駅のポリスに連絡取らせて」と頼むも、お姉さん曰く、“できないの。ローマに着いたらすぐポリスへ行って”だって。何が入ってたの?と問われ、思い返してみる。う〜ん 洋服、それにハンドバックやビニールバック。

“良かったわね、お洋服だけなら、泥棒は関心無いから、出てくるかもしれないわ。この間、私の友達もハンドバック盗られて、でもお財布入れてなかったから、後で出てきたのよ。でも、ほんとにごめんなさい。イタリアは良くないわね、特にナポリは良くないわね”とお姉さんは申し訳なさそうに繰り返す。いや〜あなたが悪いんじゃありません・・・

 確かに、もう一つ残ったスーツケースには、フィルム・充電器、化粧品や日用品が入っていて、何よりノートPCが2台も入っていたのだから、良かったというべきか。しかし、洋服だけ、といっても、4人分の洋服全部、結構お気に入りのものばかりだし、まだ新品のものまであったし、Rueのお出かけ用ダナキャランのスーツも・・・しめて総額・・・きゃ〜

 盗難(その2)へつづく・・・

記 2003/9/26   


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